貝殻は大切な旅の思い出
こどものころから貝殻を集めることが好きでした。
母の里が海の街だったので、年に何度か里帰りすると海岸に散歩に行っては貝殻を拾い集めていました。
母は海岸で過ごす時間が好きだったので、ゆっくりと私の貝殻拾いに付き合ってくれました。
集めた小さな貝に穴をあけ、糸を通し首飾りを作ったり。小学校の夏休みの工作の宿題として提出したこともありました。
大人になり、海外旅行に出かけた時にも、ビーチでは貝殻を集めていました。
ハワイ、バリ島、カリブ海、ニューカレドニア、セブ島、タヒチ島…などで拾った貝殻を、瓶やガラスの器におさめ、部屋に飾ったりしていました。
思い出を身近な目に触れるところに置いておきたかったのだと思います。
貝殻を集めることはいまだに好きで、先日出かけた沖縄の島々でもチャンスがあれば拾い集めていました。
いまでは、夫もさりげなく貝殻集めに協力してくれます。
「巻貝は得点が高いのよ」「欠けたり穴が開いていないものはボーナスポイントが付くよ」など、よくわからないこどもじみたルールを即興で作り、貝殻を探しながら海岸をブラブラしています。
時々、旅の思い出を回想しながら、こどもの頃のように貝殻で工作をします。
一番多く作ったのが、フォトスタンドです。
100円均一のお店で木枠のフォトフレームを買い、そこに貝殻で装飾していくのです。
ボンドで接着していくだけの単純作業なのですが、意外と楽しいのです。
一緒にビーチリゾートを旅した友人にプレゼントすることもありました。
思い出をいつまでも共有できてうれしいと喜んでくれました。
今年の6月に瀬戸内で集めた貝の一部です。
波にさらされ、ダメージをうけた貝ですが、キラキラと輝きを放っています。
何を作ろうかな。