震災から一年半経った熊本で思うこと。
所用で熊本に行ってきました。
熊本は父の故郷で、幼いころから親しみのあるところでしたが、
かなりご無沙汰してしまい震災後初めての訪問となりました。
この旅で、被災した方々とお話する機会があり、胸の内をうかがうことができました。熊本地震は火災や津波の被害が少なかったため、淡路や東北の震災よりも軽んじられてしまうことがあり、そのことが新たな心の痛手となってしまうそうです。
実際は震度7の地震が2度起こり、今なお続く余震は4,200回を超えています。
震災当時はライフラインが使えなくなり、道路が遮断されたため救援物資が届かない日が幾日も続きました。余震が怖くて、避難所にいることができず、車中泊の生活を続けていた方もいます。
このような恐怖と不安と不便さの中で大きなストレスを抱え、健康を害する方もたくさんいらっしゃいます。
このような状況を目の当たりにした被災者の方に、被害を軽視するような心無い一言は決して言ってはいけない事です。
被災経験者の方は、笑顔を交えながら話してくれましたが、マスコミを通さない生の声は胸に迫るものがありました。
「決して対岸の火事ではない」
心から応援したくなる気持ちでいっぱいになりました。
一日でも早く取り外されることを祈ります。
街のあちらこちらにスローガン。
熊本弁に胸を打たれます。
心ばかりの復興支援。
ラーメン&ふりかけのセットを親しい友人たちのお土産に。
変わらぬおいしさ「いきなり団子」。
また、食べに行きます。